丸福珈琲店のめずらしいドリップ珈琲があったので
買ってみました。
お味は上々。お湯を注ぐとなんとも言えない良い香りが
制作室いっぱいに広がります。
気分転換にもいいですね。
この珈琲の香りは小さい頃を思い出します。
家が喫茶店だったので、珈琲は身近なものでした。
でもこの香りで思い出すのは珈琲を煎れている思い出よりも
私には珈琲豆を挽いている思い出の方が強いんです。
当時はお店に大きなコーヒーミルがあって、
簡単に言うと豆を挽くがっしりした機械の上にガラスポットが付いていて、
そこに豆を入れると大きな音と共に豆が機械に吸い込まれていって、
そうして挽かれたものが下に落ちてくるという仕組みです。
一度に大量を挽くので始まると店中珈琲の香りが充満します。
これが幼いながらも良い香りだと感じていて、
物凄く大きな音がするのですが、
いつも豆がミルに吸い込まれていくのを覗きに行っていました。
大人になった今、たまに外で飲む機会があると
香りだけで満足してしまうのはそのせいでしょうか。
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